――に関する、TRPGシナリオの考察、つづき。
 (TRPGが何かについては、↓)。
http://bcbweb.bai.ne.jp/~anfc2301/trpg/trpgtohananika.html

 昨日は、「嘘つき村で、謎の人物を尾行せよ!」
 というアイデアを考えました。
 冒険者が、「全員、ウソしか言わない村」で、尾行をしたら、面白いのでは?
 と言うシナリオ。

では、「全員がウソつき」というアイデアを、どう生かす?
 
まず、問題は「主人公が、最初から全員ウソつきだと知っているのか?」と言う点です。

 知っていなければ、大変です。
 尾行相手を見失って、聞き込み調査などしようものなら、絶対に見つからないでしょう。
 
 逆に、最初から「全員嘘つきだ」と知っていた場合。
 聞き込み調査をする場合も、言われたことの逆をするでしょう。
 ただ、嘘の内容によっては、単に「言われたことの逆をすれば良い」では、すまない場合もあります。

 「青いブーツをはいた男なら、スキップで右の道を行ったよ」
 この場合、「青いブーツをはいた」がウソなのか、「右の道へ行った」がウソなのか、判断する必要があります。

 時間制限もあるので、「主人公が、単に間違った情報を追いかけるだけ」の展開は避けたい。
 今回は、「高い確率で、主人公は、みんな嘘つきだ、と知ることができる。」という設定にします。
 

 次の問題は、「嘘の内容」。
 主人公に何か聞かれた村人は、当然、嘘を答えます。
 どういう状況の、どういう嘘だったら、主人公の行動に「面白い分岐点」を作れるでしょうか?

 例えば、酒場のあるT字路で、尾行相手を見失った状況の場合。
 村人が、「その男なら、酒場に入った後、酔っ払いながら右の道を行ったよ。」
 と言った場合。

 この言葉のどこが嘘だと判断するかによって、主人公の行動が変わります。
 「酒場に入った」が嘘と判断。 →すぐに右の道へ。
 「右の道へ」が嘘と判断。 →酒場か左の道へ。
 「酔っ払い」だけが嘘と判断。 →右の道へ。
 「全部嘘」と判断。 →左の道へ。

 ここで大事なのは、「ちゃんとヒントを与えること」。
 そうしないと、「実質、何も情報がない」になってしまいます。
 分かりやすいヒントは、「複数の人間にしゃべらせる」こと。
 「全員が、なにがしかの嘘をついている」というルールがあるので、よく考えると、「あり得ない」選択肢が出てくるはずです。

 問題は、「よく考えれば、正解が分かる、複数人による嘘の証言」の内容。
 これは、今は、ちょっと思いつきません。

 今回は、以上です。
MTG専用ブログも更新。4月のMTG予算案! http://annkara1402.blog.fc2.com/blog-entry-141.html
あ、そう言えば、今日はエイプリル・フール。
 「今回は、以上です。」と書いたけど、以上じゃなかった、という嘘にします(テキトー)。

 そう言えば、今、マンガ「キン肉マン」の続きが、webで連載されてるらしいですね。

コメント

生息条件(島)
2014年4月1日22:45

嘘つき村というワードで、FFVIの『ゾゾの町』を思い出しました。

出てくる住人は、一人を除いて全員嘘つき。
普通にモンスター(荒くれ者)も襲いかかってくる、とんでもない町だったのを覚えております。

どんな嘘をつくか、どこに真実を持ってくるかを考えるのは大変そうですが、凄く作り甲斐があって本当に楽しそうですね。

ひまじん
2014年4月1日23:20

ちなみに住人には「必ず嘘をつく人」か「絶対嘘をつかない人」の2パターンしかいないことが分かっていれば相手が嘘つきかどうかは「あなたは『あなたが嘘つきであるか』という問いに『YES』と答えますか?」という問いで判定ができますね。(-1)×(-1)=1であることを使った有名なトリックです。

これの応用として住人が「必ず嘘をつく人」か「絶対に嘘をつかない人」か「交互に嘘をつく人」のいずれかだったりもっと複雑なパターンだったとしても、ある程度の条件をつければ有限回の質問でどういう発言パターンかは理論的に特定できるようになってます。

レベラー
2014年4月2日19:32

>生息条件(島)さん
 コメントありがとうございます。

 FFは10と9しか知りませんが、面白そうですね。
 「街の中に、1人だけ正直者が」というのは、頭をひねるRPGの王道っぽいですね。
 私も、プレイヤー側で、やってみたくなりました。

 そんな街に住むのはゴメンですがw

 もちろん、シナリオを作る方も十分面白いので、無い知恵を絞って、頑張りたいと思います!

レベラー
2014年4月2日19:36

>ひまじんさん
 コメントありがとうございます。

 そ、そんな攻略法があったとは!
 さすが理系!!

 実は、ひまじんさんのページの、エイプリルフール記事。ウソなのか判断がつかなかったうえ、途中で挫折しました。
 
 本格パズルシナリオは、面白いのですが、「プレイヤーが解かないと、ストーリーが進まない」という欠点があります。
 でも、サブの攻略(力任せでもOK!)も用意しつつ、頭を使えば戦闘なしでクリアできるシナリオというのも、目指していきたいですね。

 

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