「MTGでTRPG」のシナリオを作るには? その3
2017年12月12日 TRPG コメント (3) 今回は、「MTGでTRPG」のシナリオの作り方について考える3回目。
「MTGでTRPG」で、GMをしていただける方が、少しでも増えるとうれしいです!
↓「MTGでTRPG」のシナリオを作るには? その2
http://leveler.diarynote.jp/201712112249507130/
↓「MTGでTRPG」のルールページ2017年9月版(もくじ)
http://leveler.diarynote.jp/201709192147371861/
↓そもそもTRPGとは? (ニコニコ大百科参照)
http://dic.nicovideo.jp/a/trpg
その1と2で、「シナリオの骨格」と「マスタリングの指針」を決めました。
次は、「冒険パートで使うギミック」を決めていきましょう。
●冒険パートで、どんなギミックを出す?
ここでいうギミックとは、
「PCの選択や行動判定の成否によって、ライフ、手札、情報等が得られたり失われたりする、冒険パート上の分岐点」
のことです。
分かりやすい例でいえば、「1/1クリーチャー1体が、1回だけ攻撃してきた! 赤判定(難易度:6)で回避可能。」等です。
この場合、タフネス2以上のクリーチャーでブロックするか、赤判定に成功しない限り、ライフか手札が減ります。
(ライフで受けた場合は、ライフが減る。除去呪文を使った場合は、手札が減る。)
また、「ボスの手がかりを得た。青判定(難易度:4)に成功すれば、ボスが使う魔法の色が分かる」等の場合もそうです。
これらのギミックを駆使して、GMは、PCのライフや手札を「マスタリングの指針」で決めた値に近づけようとします。
前に作った例でいえば、PC3人が「手札5枚ライフ18点」くらいになることを目標に、うまくギミックを配置します。
とはいえ、ギミックは「必ず、手札やライフが削れる」というものではありません。
PCがギミックをすべて首尾よくクリアすれば「手札7枚ライフ20点、ボスの情報もすべて分かっている」状態でボス戦に突入することもあります。
逆に、行動判定に何度も失敗したり、選択を間違えたりすば「手札5枚ライフ10点、ボスの情報全くなし」状態でボス戦が始まることもあります。
ギミックについては、「様々な色、様々なデッキタイプのPCに、活躍の場がある」ことが重要です。
白、青、黒、赤、緑の判定は、だいたい、どれも使えるようにしましょう。
また、「PC1人が、クリーチャー3体以上で攻撃すれば、扉が開く」等のギミックがあれば、ウィニー系デッキのPCが活躍できます。
スペルイベント(冒険パート中に呪文が撃たれる)なら、メインで打消しを入れているPCが活躍できるでしょう。
ただし、具体的なギミックの配置については、レベラーも苦手です。
なので、来週(のたぶん月曜日)に、どうすればよいかを、改めて考えてみたいと思います。
「MTGでTRPG」は、まだまだ、発展途上のフォーマット(MTGの遊び方)です。
ルールに関する、ご意見・ご感想等もコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
今回は、以上です。
----------------東方MMDネタ帳----------------------
(東方人気投票応援MMDのネタ)
鍵山雛
「流れるお風呂とかはないの」
(入浴シーンですが、鍵山雛に投票しない人には服が見えます。)
水橋パルスィ
「温泉に来てまで、流れびなを再現する気?」
(入浴シーンですが、水橋パルスィに投票しない人には服が見えます。)
稀神サグメさん
「……お風呂くらい動かずに入ったら?」
(入浴シーンですが、稀神サグメに投票しない人には服が見えます。
サグメさんだけ水着モデル。)
雛
「くるくる~(風呂の中で回転)」
パルスィ
「……セルフ流れるお風呂、妬ましい」
「MTGでTRPG」で、GMをしていただける方が、少しでも増えるとうれしいです!
↓「MTGでTRPG」のシナリオを作るには? その2
http://leveler.diarynote.jp/201712112249507130/
↓「MTGでTRPG」のルールページ2017年9月版(もくじ)
http://leveler.diarynote.jp/201709192147371861/
↓そもそもTRPGとは? (ニコニコ大百科参照)
http://dic.nicovideo.jp/a/trpg
その1と2で、「シナリオの骨格」と「マスタリングの指針」を決めました。
次は、「冒険パートで使うギミック」を決めていきましょう。
●冒険パートで、どんなギミックを出す?
ここでいうギミックとは、
「PCの選択や行動判定の成否によって、ライフ、手札、情報等が得られたり失われたりする、冒険パート上の分岐点」
のことです。
分かりやすい例でいえば、「1/1クリーチャー1体が、1回だけ攻撃してきた! 赤判定(難易度:6)で回避可能。」等です。
この場合、タフネス2以上のクリーチャーでブロックするか、赤判定に成功しない限り、ライフか手札が減ります。
(ライフで受けた場合は、ライフが減る。除去呪文を使った場合は、手札が減る。)
また、「ボスの手がかりを得た。青判定(難易度:4)に成功すれば、ボスが使う魔法の色が分かる」等の場合もそうです。
これらのギミックを駆使して、GMは、PCのライフや手札を「マスタリングの指針」で決めた値に近づけようとします。
前に作った例でいえば、PC3人が「手札5枚ライフ18点」くらいになることを目標に、うまくギミックを配置します。
とはいえ、ギミックは「必ず、手札やライフが削れる」というものではありません。
PCがギミックをすべて首尾よくクリアすれば「手札7枚ライフ20点、ボスの情報もすべて分かっている」状態でボス戦に突入することもあります。
逆に、行動判定に何度も失敗したり、選択を間違えたりすば「手札5枚ライフ10点、ボスの情報全くなし」状態でボス戦が始まることもあります。
ギミックについては、「様々な色、様々なデッキタイプのPCに、活躍の場がある」ことが重要です。
白、青、黒、赤、緑の判定は、だいたい、どれも使えるようにしましょう。
また、「PC1人が、クリーチャー3体以上で攻撃すれば、扉が開く」等のギミックがあれば、ウィニー系デッキのPCが活躍できます。
スペルイベント(冒険パート中に呪文が撃たれる)なら、メインで打消しを入れているPCが活躍できるでしょう。
ただし、具体的なギミックの配置については、レベラーも苦手です。
なので、来週(のたぶん月曜日)に、どうすればよいかを、改めて考えてみたいと思います。
「MTGでTRPG」は、まだまだ、発展途上のフォーマット(MTGの遊び方)です。
ルールに関する、ご意見・ご感想等もコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
今回は、以上です。
----------------東方MMDネタ帳----------------------
(東方人気投票応援MMDのネタ)
鍵山雛
「流れるお風呂とかはないの」
(入浴シーンですが、鍵山雛に投票しない人には服が見えます。)
水橋パルスィ
「温泉に来てまで、流れびなを再現する気?」
(入浴シーンですが、水橋パルスィに投票しない人には服が見えます。)
稀神サグメさん
「……お風呂くらい動かずに入ったら?」
(入浴シーンですが、稀神サグメに投票しない人には服が見えます。
サグメさんだけ水着モデル。)
雛
「くるくる~(風呂の中で回転)」
パルスィ
「……セルフ流れるお風呂、妬ましい」
コメント
ごく個人的な感想なのですが、PWを1つのパーティとして運用する場合と、個別のパーソンとして運用する場合にも違いがあると思いますが、人によっては自身のライフや手札などのリソースを極端に減らすことをよしとしないプレイヤーさんが一定量居ることは忘れない方がよいかな、と思ってしまいました。
もちろん、基本的に冒険の中でリソースを割くのは重要な話ですが、逆に敵側のリソースを減らすギミックも吟味する価値があるのではないかと思いますが、どうでしょうか。計略カードのようなものを採用していれば、フラグを達成できれば計略が減るギミックや条件をクリアできない場合には軽量の呪いがついてしまうなど、リソースを減らす以外の流れも考えられるかと思います。
それと、今回の記事とは別件ですが、少しだけGMをやらせて貰った時に、PCの事件へのモチベーションの点で気になったことがあります。本編でも「PWはどこでもよそ者である」事にジェイス達が悩むシーンがありましたが、設定上PWであるPCもいざとなればシナリオを放棄して次元を渡る選択肢があります。そこら辺を無視することなく事件に関わる理由づけする、と言う点でも何か案がないかなと考えています。
一応、その時には事件に友人が関わっているなどの理由づけを採用したのですが、そこら辺で何か考えていらっしゃることはありませんでしょうか?
思いついたことをつらつらとすみません。ではでは、次の記事を楽しみにさせていただきます。
コメント&ご意見、ありがとうございます!
>PWを1つのパーティとして運用する場合と、個別のパーソンとして運用する場合にも違いがあると思います
今回の記事では、PWがパーティ単位で動くことを前提に書いています。
PWの内1人だけが、パーティから離れて、別シーンで単独行動をするというのは、あまり想定していません。
実際のTRPGでは、別シーンの単独行動も多くあるのですが、今回は「GMをしたことがない人のための基礎編」ということで。
(文意を間違てとらえていたら申し訳ないです!)
ただし、同じシーン内で、各PWが、別々の行動をとることは想定しています。
来週の記事では、「シーンに参加しているPW全員に影響するギミック」と「特定の行動をしたPWだけに影響するギミック」の2種類を用意するつもりです。
>人によっては自身のライフや手札などのリソースを極端に減らすことをよしとしないプレイヤーさんが一定量居る
意識しておきたいと思います!
そういったプレイヤーさんにも納得いただけるように、ギミックでは、極端な大ダメージや大量手札破壊は、控えるようにした方がよさそうですね。
ライフや手札を1、2枚減らす場合でも、プレイヤーさんに納得してもらえる、フレーバー上の理由を考える必要がありそうですね。
後は、要所要所に、回復用のギミックも混ぜて、「全回復状態でボス戦に行ける可能性もある」点をアピールするなどでしょうか。
(これも、文意を間違てとらえていたら申し訳ないです!)
それでも、「どんな理由でも、一時的でも、自分の手札やライフを1点、1枚も減らしたくない」というプレイヤーさんがいた場合は、行動判定と選択を頑張ってもらうしかないですね!
(次に続く)
>逆に敵側のリソースを減らすギミックも吟味する価値があるのではないかと思います
そういうギミックも面白いですね!
特に、ボス側が通常のデッキ以外(いわれるように計略カードを使っているなど)の時は、使えそうです!
ただ、少し心配な点が2つ。
1つ目は、「ボスはシナリオの最後に出てくることが多いので、シナリオの前半で(まだ出てきていない)ボスの戦力を削るギミックに成功しても、PW視点でそのことが分からない可能性がある点」ですね。
とはいえ、ボスの城などが舞台なら、「城主の武器庫にあった剣を破壊した。これで城主の戦力がそがれたに違いない!」などもできますが。
2点目の心配な点は、「ゲームバランスに注意しないと、ボスが弱体化しすぎる可能性がある」点です。
ボスを弱体化させるギミックがあるなら、プレイヤーさんは「ボスを、できるだけ弱らせよう」とするはずです。
そうすると、プレイヤーさんの判定や行動が適切なら、ボスが瞬殺されるレベルで弱体化させられる可能性があるのですよね。
逆に、「弱体化させて、初めてPCと対等の強さ」のボスなら、弱体化に失敗した場合が怖いですし……。
とはいえ、ゲームバランスをとるのが難しいのは、現在の「MTGでTRPG」全体の問題。
敵側のリソースを減らすギミックも、研究すれば上手くできる方法が分かると思います!
>条件をクリアできない場合には軽量の呪いがついてしまう
これも面白そうですね!
アイデア、ありがとうございます!
>事件に関わる理由づけする、と言う点でも何か案がないかなと考えています。
>一応、その時には事件に友人が関わっているなどの理由づけを採用したのですが、そこら辺で何か考えていらっしゃることはありませんでしょうか?
なかなか難しいですね。
私は、単純に「あなたのPCは、依頼人から依頼を受けました。安易に依頼を放り出すと、報酬が手に入らず、PWの間でのソンケイ&信頼を失います。」とします。
これに関しては「新世代PWの間の互助&情報交換組織、ギルドみたいなものがある」という設定を考えております。
それに関するシナリオも、いつかする予定です。
他の方法としては「プレインズ・ウォークできない迷宮に閉じ込められた。脱出しないと、実際、死ぬ」というシナリオをしたこともありますね。
それでもPWのモチベーションが上がらないなら、正直に「ここでプレインズウォークされると、シナリオが終わらない。お願いだからしないで」とプレイヤーさんに頼み込みますね。
どちらにせよ、PCのプレインズウォーカーに、仕事を放り出させないようにするというのは難題ですよね。
>ではでは、次の記事を楽しみにさせていただきます。
ありがとうございます!
今回のような詳しいコメントが、記事を書く、一番のモチベーションになります!