◆ 「MTGでTRPG」4章 戦闘パートのルール ◆

 戦闘は基本的に、通常のMTGの試合と同じです。
 ただし、初期ライフは、戦闘パートが始まった時点のライフ。
 初期手札は、戦闘パートが始まった時点の手札
です。
 (ただし、初期ライフは最小でも10点です。)
 試合がマッチの場合、2戦目以降も、初期ライフは「戦闘パートが始まった時点のライフ」。
 初期手札枚数は「戦闘パートが始まった時点の手札枚数」です。


●第4章-1節 戦闘の流れ
①前のパートを終了する。
 GMが「このシーンが終われば戦闘パートに移行する」ことを宣言。
 先攻後攻の決定は、この時点で行います。
 その戦闘パートが「死闘(負けるとキャラが死亡する)」である場合も、ここで言ってください。
 次に、現在のパートを終了します。
 パートの終了時には、「リセット」を行います。
 「リセット」とは、簡単に言えば「自分がオーナーのカードを、すべてライブラリーに戻してシャッフル。その後、「リセット」前と同じ枚数の手札を引き直す」こと。
 「リセット」の詳しいルールは↓「第2章 ゲームのながれ」2節
  https://leveler.diarynote.jp/201811062314394870/
 「リセット」の手順の中で引き直した手札が、戦闘の初期手札となります。
 ただし、通常の「リセット」とは違い、以下のようにライフと手札と毒カウンターの調整をします。
 「リセット」終了時のライフが9点以下なら、10点にする。
 「リセット」終了時のライフが21点以上なら20点にする。
 「リセット」の手順で引き直す手札が(マリガンする前の時点で)4枚以下なら、代わりに5枚引く。
 「リセット」の手順で引き直す手札が8枚以上なら、代わりに7枚引く。
 「リセット」終了時に毒カウンターが6個以上あるなら5個にする。(2019.3.19.追加)
 
②戦闘パートの開始
 戦闘パートを開始します。
 原則、その場にいるPCは、必ず戦闘パートに参加します。
 逆に、敵以外のNPCは、特にGMが決定しない限り、その場にいても戦闘パートには参加しません。
 高位魔法使い同士の戦いに、部外者が、ウカツに手出しすることはできないのです。
 戦闘パートに、途中参加することは、できません。
 下記の「逃げる判定」以外で、戦闘パートから途中退場することは、できません。
 戦闘パートに参加していないキャラが、戦闘パートに影響を及ぼすことは、できません。


③1ターン目直前まで進める
 戦闘パートに参加したキャラは、いつでも1ターン目が開始できる状態まで進めます。
 ただし、⑤の1ターン目開始までは、まだ、誰も優先権を得ることはできません。
 アンタップもアップキープもまだですし、呪文を唱えることも、能力を起動することもできません。
 ただし、力線などの「戦場に出ている状態でゲームを始めてもよい。」パーマネントは、出すことができます。

④対戦相手の公開&アイサツ
 対戦相手の敵キャラが登場したり、すでにいるキャラが宣戦布告してきたりします。
 このタイミングまで、GMは、どのキャラが対戦相手であるかを公開すべきではありません。
 特に、戦闘パートが始まる前に敵を公開してしまうと、戦闘前にPCの集中砲火を浴びて、瞬殺される危険があります。
 対戦相手が分かった後は、キャラとして、お互いにアイサツをしましょう。
 お互いに、「ドーモ(初めまして)「敵の名前」=サン。よろしくおねがいします」と言います。
 これには「ストーリーと、MTG対戦の区切りをつける」という意味があります。
 ストーリー上どんなヒドイ悪役キャラでも、共にMTGを楽しむ対戦相手です。
 MTGで負けそうになっても、感情的にならないよう気を付けましょう。
 (ロールプレイとして、意図的に感情的なセリフを言うのは構いません。)

⑤1ターン目開始
 通常通り、MTGの試合の1ターン目を開始します。
 2ターン目以降、戦闘が終わるまで、通常のMTGの試合と同じように進めます。

⑥戦闘パート終了
 1つの試合の決着がつくと同時に、戦闘パートは終了します。
 戦闘パートの終了時には、「リセット」を行います。

 1つの戦闘パートで行われる、MTGの試合は1回のみです。
 連続で戦闘がある場合は、一旦戦闘パートを終了してから、次の戦闘パートを開始します。
 なお、戦闘パートに参加しなかったPCがいる場合。
 そのPCは、「1つの戦闘パートの時間=1シーン」として行動します。


●第4章- 2節 勝利&敗北のルール
 PCが勝利した場合、負けた敵キャラは、原則、敗北を認めて次元渡りで逃亡します。
 しかし、例外として、「死闘」と宣言された戦闘パートで敗北した場合、敗北した敵キャラは死亡します。
 ただし、GMは、シナリオの都合で、敗北した敵が、上記以外の行動をとることにしてもかまいません。

 敗北したPCは、強制的に、GMが決めた安全な場所に移動した後、「休息」状態に入ります。
 イメージとしては「命の危険を感じて、次元を移動する能力で逃げた」という感じ。
 なお、GMは、シナリオ上必要ならば、「敗北しても強制移動と「休息」は行われない」としても構いません。
 また、あらかじめ「死闘」と宣言された戦闘シーンで敗北した場合、そのPCは死亡します。
 PCが死亡した場合、通常ルール上で、生き返らせる方法はありません。

 これ以降「MTGでTRPG」を続ける場合は、新しいPCを作りましょう。
 死んだPCで使っていたデッキを、別のPCで再利用することは可能です。


●第4章- 3節 行動判定&逃亡のルール
 戦闘パートにおいても、行動判定をすることが可能です。
 ↓行動判定のルール
 https://leveler.diarynote.jp/201811192235239139/

  GMは、原則「本来なら、MTGのカードを使って行う判定」(知力の青判定で相手の手札を知るなど)を認めないでください。
 (最初からシナリオのギミックとして、入っているならOK)
 ボスを倒す手段は、最終的には、MTGの実力しかないのです!
 また、「ライブラリー上に何のカードがあるか知られている場合、知られているカードは、判定中は追放される点」に注意してください。
 占術などでライブラリーを操作して、判定を確実に成功させることはできません。

 PCの代表者が、ソーサリータイミングで、瞬発の赤判定に成功すれば、PC全員が戦闘から逃げ出すことができます。
 この行動判定を、逃亡判定と呼びます。

 難易度は、その時点で、戦闘に参加しているPCの数です。
 戦闘から逃げ出すことに成功した場合、基本的に「GMが決めた場所に強制移動して「休息」状態に入る。」ことになります。
 GMは、シナリオ上必要なら、戦闘から逃げ出すことに成功したとき、PCに、上記以外の行動をとらせても構いません。
 なお、逃亡判定は「1人のPCが、同じ行動判定を2回以上行うことはできない」の対象から外れます。
 次のターンになれば、同じPCが、行動判定に再挑戦することも可能です。


↓「MTGでTRPG」基本ルール もくじ
https://leveler.diarynote.jp/201810302255155250/
↓基本ルール 3章 冒険パートのルール
https://leveler.diarynote.jp/201811132310227145/
↓基本ルール 5章 GM用のルール
https://leveler.diarynote.jp/201811192321172150/

 「MTGでTRPG」は、まだまだ、改良中のハウスルール(遊び方)です。
 「MTGでTRPG」に関して、ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄に書いていただけると嬉しいです。

 今回は、以上です!

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