「MTGでTRPG」 2章 ゲームの流れ (19.5.版)
2章 ゲームの流れ 
 会話によってストーリーを進め、クライマックスではボスと魔法で対決(=MTG対戦)します。(右図クリックして参照)
 GMが用意するシナリオによっては、戦闘が2つ以上ある場合もありますが、基本的にはこの流れです

第2章- 1節 具体的なゲームの流れ

■1■スタンバイ
 まず、デッキのメインボードの中から、3枚の「クリティカル・カード」を選びます。
 必ず「一目で他のカードと区別できる3枚」を選んでください。

 デッキにちょうど3枚入っているカード。
 あるいは、基本土地の内3枚だけを、裏向け・上下逆にスリーブに入れたり、フルアートにしておいたりする等ですね。
 (念のため書いておきますが、ここで選んだ3枚のクリティカル・カードも、普通にデッキに入ったままです。シャッフル前にGMに見せてから、他のカードと一緒にシャッフルしましょう。)

 行動判定の際に、クリティカル・カードが公開された場合、それは「点数で見たマナコストが20」あつかい選んだカードが出ると自動成功や自動失敗となります。(10.7.24ルール改変)
 ↓行動判定について詳しくは
 https://leveler.diarynote.jp/201905222253464847/

 後は、通常のMTGの試合と同様に「自分のターンの、戦闘前メイン・フェイズ」まで進めてください。
 つまり、デッキをシャッフルしてライブラリーとし、手札を7枚引くということです。
 先手あつかいなので、1ターン目のドローはありません。
 プレイヤーが複数人いる場合は、全員がチームメイトとしてあつかいます。
 ターンの進行は、チーム単位で行いますが、リソース(ライフ、マナ、手札等)は共有されません。

■2■ゲーム開始 
 GMが、PCがおかれた初期の状況を説明します。
 例えば、「盗まれた魔法アイテムを取り返す依頼を受けた。」「道を歩いていると、ゴブリンが女性を襲っているのを見かけた。」等です。

■3■冒険パート(=ストーリーの進行) 
 初期の状況に対して、あなたのPCは、どう行動しますか?
 依頼人に質問をする? 知っている知識を思い出そうとする? それとも、《山》を出してゴブリンに《ショック》の呪文を唱える?
 自分のPCが行う行動を、GMに伝えて下さい。
 GMは、PCの行動によって、どのように状況が変化したかを教えてくれます。
 そして、変化した状況に対して、あなたのPCが、また行動する。
 ボスにたどり着くまで、上記のような流れが繰り返されます。
 例えば――
GM
「盗まれた魔法アイテムを取り返す依頼を受けた」
PC
「依頼人に、盗まれた魔法アイテムについて聞く」
GM
「依頼人が『とある邪教から没収したオーブだ』と答える」
PC
「邪教のアジトを探しに行く」

――というような流れです。
 実際はPCとしてのセリフを言ったり、PC同士の会話をしたりもします。
 シナリオの内、GMとの会話でストーリーを進める部分のことを、冒険パートと呼びます。
 シナリオによっては、冒険パートが複数に分かれていたり、冒険パートの間に小さな戦闘パートが入ったりすることもあります。

 ↓冒険パートについて詳しくは
 https://leveler.diarynote.jp/201905202254378303/

■4■戦闘パート(=MTG対戦)
 シナリオのクライマックスは、MTG対戦です。
 フレーバーとしては「魔法を使って、ボスと戦う」ということになります。
 シナリオの内、MTG対戦をする部分のことを、戦闘パートと呼びます。
 基本的には、通常のMTGと同じルールで、GMが演じるボスキャラと対戦します。
 しかし、冒険パートでライフや手札が減った場合は、そのままのライフ・手札枚数でMTG試合を開始します。
 (ただし、初期ライフは最低でも10点、初期手札は最小でも5枚。)
 魔法対決(=MTG対戦)でボスキャラを倒せば、シナリオはハッピーエンド。
 GMが、ストーリーの結末を告げます。
 PC同士の最後の会話等をして、爽やかにゲームを終えましょう!

 PCがボスに負けてしまった場合も、通常はプレインズウォークで逃げるだけなので、ここでエンディングです。
 悔しいロールプレイをして、次の雪辱を誓いましょう!

 ↓戦闘パートについて詳しくは
 https://leveler.diarynote.jp/201905272136232350/
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第2章- 2節 各パートの最後には「リセット」
 冒険パートおよび戦闘パートの終了時には、「リセット」が行われます。
 (MTGのルールで言えば、「最終フェイズ」が終わったさらに後に「リセット」される。「リセット」中は誰も優先権は得られない。)

 「MTGでTRPG」におけるカギカッコつきの「リセット」とは、簡単に言うと、「自分がオーナーのカードを、すべてライブラリーに戻してシャッフル。その後、「リセット」前と同じ枚数の手札を引き直す。」ということ。
 具体的な「リセット」の手順は以下の通り。

■1■すべてをライブラリーに戻す
 すべてのカードおよびパーマネントを、オーナーのライブラリーに戻す。
 呪文としてスタックに乗っている、待機中、コントロールを奪われている等の場合も、戻す。
 このとき、自分が何枚の手札を戻したかを覚えておく。

■2■サイド・ボードを使用
 ライブラリーのカードと、サイド・ボードのカードを入れかえてもよい。

■3■ライブラリーをシャッフル
 MTGのルールに従って、ライブラリーをよく切る。

■4■前と同じ枚数の手札を引く
 ■1■でライブラリーに戻した元の手札と同じ枚数、手札を引く。
 マリガンなどは、通常のルール通り。
 ロンドンマリガンの場合は、7枚引いてから、元の手札と同じ枚数になるようにカードをライブラリーの一番下におく。

■5■紋章やエネルギーカウンター等を取り除く
 紋章やエネルギーカウンター等を取り除く。
 その他「PC側に有利になるモノ」があった場合は、それを取り除く。
 (アイテムはそのまま。)
 「対戦相手の次のターンを操る」「次のゲーム開始時に3点ダメージを与える」等の効果も、リセットされる。
 ダメージや毒カウンターなど「PCに不利になるモノ」は、そのまま。

 なお、「リセット」中に、優先権を得るタイミングはありません。
 ■1■~■5■の間に、呪文を唱えたり能力を起動したりする等はできません。
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↓「MTGでTRPG」基本ルール もくじ
https://leveler.diarynote.jp/201905082306171753/
↓基本ルール 1章 プレイヤーキャラクター(PC)の作成
https://leveler.diarynote.jp/201905132226168062/
↓基本ルール 3章 冒険パートのルール
https://leveler.diarynote.jp/201905202254378303/


 「MTGでTRPG」は、まだまだ、改良中のハウスルール(遊び方)です。
 「MTGでTRPG」に関して、ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄に書いていただけると嬉しいです。
 
 今回は、以上です!


----------------東方MMDネタ帳----------------------
稀神サグメさん
「……5月というのに暑いわね
 (片翼をちぎって扇子のように仰ぐ)」
ドレミー・スイート
「それって取れるものなのですか!?」
サグメさん
「……そうでは無い
 あまりにも熱いので引きちぎった
 そのうち再生するし」
ドレミー
「痛そう!
 何か、冷たい汗が出て来やがりましたよ!
 神様のやることは……」

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