「MTGでTRPG」 3章 冒険パート (19.5.版)
2019年5月20日 TRPG◆●◆●3章 冒険パートのルール●◆●◆
冒険パートでは、1人のプレインズウォーカーとして、仲間と共にストーリーを進めてゆきます。
本格的な戦闘(MTG対戦)こそありませんが、危険な罠やクリーチャー、頭を使う謎や計略などが立ちはだかります!
手札のカードや、後述の「行動判定」を駆使して、GMが繰り出すシナリオを乗り越えていきましょう!!
◆●第3章-1節 1シーン=1ターン●◆
冒険パートは、複数のシーンに分かれています。
「1シーン=1ターン」です。
ターンの扱いについては通常のMTGと同じ。
例えば、1シーンの間に、土地は1枚しか出せません。
シーンが始まる度に、開始フェイズの処理(アンタップ、アップキープ、ドロー)を行い、シーンが終了する度に、最終フェイズの処理を行います。
なお、どのタイミングで次のシーンに移るかは、GMが決めます。
「この部屋を出たらシーンを区切る」「特定の行動(非公開)を取ったら、何かイベントが起きてシーンが代わる」等ですね。
また、注意点として、冒険パートには「相手のターン」に当たる時間が存在しません。
1つのシーンの最終フェイズの処理が終わると、すぐに、次のシーンの開始フェイズが行われます。
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◆●第3章- 2節 基本は自ターンのメインフェイズ●◆
冒険パートは、基本的に、自分のターンのメインフェイズあつかいです。
自分のターンのメインフェイズに出来ることは、すべて出来ます。
例えば、1シーンに1枚土地を出す、呪文を唱える等ですね。
ただし、例外として、「クリーチャーで攻撃やブロックをする」時だけは、戦闘フェイズあつかいです。
各PCが1シーン中に1回だけ、好きなタイミングで攻撃が可能です。
その攻撃の最中は、自分のターンの戦闘フェイズあつかいです。
逆に、NPCやクリーチャーから攻撃された際も、ブロックするしないにかかわらず戦闘フェイズあつかいです。
クリーチャーへのダメージはシーン終了までリセットされないことに、気を付けてください。
1シーン中に、別々のタイミングで攻撃してきた敵を同じクリーチャーでブロックした場合、ダメージは蓄積します。
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◆●第3章- 3節 PCが可能な行動●◆
冒険パート中、PCは、以下の行動が可能です。
■1■MTG行動
呪文を唱える等、通常のMTG対戦でも行える行動です。
冒険パートでは基本的に「自分のターンのメインフェイズ」で可能な行動は、すべて行えます。
ただし、攻撃やブロックをしている最中は、戦闘フェイズに行える行動しかとれません。
また、通常のMTGとは違い、クリーチャーあつかいであるNPCに対して、攻撃することもできます。
もちろん、NPCやクリーチャーが攻撃してくれば、ブロックもできます。
注意点として、GMの許可がない限りは、クリーチャーを「MTG行動」以外の方法で使うことは出来ません。
クリーチャーを単体で偵察に行かせるなどは、出来そうですが、ルールの複雑化を避けるため、許可がない限り不可能とします。
逆に、「巨大なドラゴンを連れて街に入るのはおかしい」等のゲームとフレーバーの矛盾も、GMがシナリオギミックとして組み込まない限り「魔法で何とかした」で済ませてください。
■2■行動判定
行動判定とは、PCの行動が成功するか失敗するかを決めるための手順です。
PCが「成功するか、失敗するか分からない行動」を宣言した場合、GMは、そのPCに行動判定をするよう求めます。
例えば「敵から追いかけられて、逃げ切れるかどうか」などです。
行動判定には、5つの種類があります。
●白判定
傷の手当、仲間をかばう、集団の統率、誘惑をはねのける等
●青判定
知識を思い出す、調べる、道具を作る・使う等
●黒判定
意志を強く持つ、何かを隠す、盗賊関係の行動等
●赤判定
物を物理的に壊す、とっさの閃き、ヒトを感動させる
●緑判定
身体を使う行動全般、語感を使う観察など
「PCのデッキに入っている色」によって、どの判定が得意で、どの判定が不得意かが決まります。
とは言え、運の要素もあるので、不得意な判定でも「絶対に失敗する」とは限りません。
基本は、ライブラリーの上から1番目と2番目のカードを公開して、「点数で見たマナコスト」を比較すること。
ただし、1番目のカードのマナコストにはGMが決めた「難易度」が、2番目のマナコストには「色の修正(判定名の色なら+5、判定名の色の友好色+3、対抗色+0)」がつきます。
↓行動判定の詳しいルール。
https://leveler.diarynote.jp/201905222253464847/
■3■その他の行動
GMが「行動判定するまでもなく成功する」と判断した行動です。
例えば、喋ったり平地を歩いたりは「その他の行動」としてあつかわれることが多いでしょう。
なお、GMが「行動判定するまでもなく、絶対失敗する」と判断した行動は、自動で失敗となります。
大抵の種族のPCは、「魔法を使わずに100mジャンプする」などはできないでしょう。
■4■「休息」
カギカッコつきの「休息」とは、ゲーム内時間で6時間以上の睡眠ないしそれに近い行動を行うことを指します。
簡単に言えば「サイドボードを使ってから、MTGの1ターン目の状態に戻す」ということ。
「休息」では↓の手順を行います。
●1.すべてをライブラリーに
自分がオーナーであるカードとパーマネントすべてを、自分のライブラリーに戻します。
●2.サイドボードを使用
サイドボードがあるなら、メインボードと入れ替えることができます。
●3.ライフ等を初期値に
ライフを初期の値に戻します。
毒やエネルギーカウンター、紋章、「ひん死」状態、「次のターン、フェイズや次のゲームに影響する効果」なども、すべて消します。
●4.シャッフルして1ターン目の状態に
ライブラリーをシャッフルし、手札を7枚引きなおします。
なお、基本的に、「休息」中には、いかなる行動も行えません。
●1~●4の手順の間は、いかなる者も優先権を得られません。
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◆●第3章- 4節 冒険パート終了時には「リセット」●◆
冒険パートの終了時には、「リセット」が行われます。
一言で言うと、「自分がオーナーのカードを、すべてライブラリーに戻してシャッフル。その後、「リセット」前と同じ枚数の手札を引き直す。」ということ。
「リセット」の詳しいルールは、↓「第2章 ゲームのながれ」2節
https://leveler.diarynote.jp/201905152320029448/
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◆●第3章- 5節 敗北条件を満たした場合●◆
冒険パート中に、敗北条件を満たしたPCは、「ひん死1」の状態になります。
「ひん死X」のPCは、次の戦闘パートの最初のターンからXターン目終了時まで、行動ができなくなります。
フレーバー的に言うと、「戦闘に支障が出るほどの大けがを負った」というイメージです。
GMは、シナリオ上必要なら、敗北時にこれ以外の処理をしてもかまいません。
具体的には、以下のようなルール。
■ 1回敗北=「ひん死1」
冒険パートで敗北条件を満たしたPCは「ひん死1」となります。
「ひん死1」状態のPCは、次の戦闘パートで、1ターン目終了時まで行動不可です。
ここで言う「行動不可」とは「呪文が唱えられず、能力を起動できず、土地を出せない」ということです。
「ひん死1」のPCは、1ターン目が終了するまでは、相手の手番にインスタントタイミングの行動を行うこともできません。
■ 「ひん死X」のXは3まで増える
「ひん死1」の状態で、さらに敗北条件を満たしたPCは「ひん死2」となります。
同じように、「ひん死2」の際に敗北条件を満たすと「ひん死3」となります。
ただし、「ひん死3」で敗北条件を満たしたPCも、「ひん死4」以上にはなりません。
つまり、「ひん死X」の、Xは、最大3まで増えます。
「ひん死X」の状態であるPCは、「Xターン目終了時まで行動不可」となります。
「ひん死2」ならば「次の戦闘シーンで2ターン目終了時まで行動不可」。
「ひん死3」ならば、「次の戦闘シーンで3ターン目終了時まで行動不可」です。
「ひん死X」は、ライフが1点以上になる等の方法で敗北条件が満たされなくなっても消えません。
「ひん死X」は、戦闘パートを1回終えると消えます。
「休息」を行った場合も、「ひん死X」状態は消えます。
■ 「ひん死X」でも冒険パート中の行動に影響なし
「ひん死X」となったPCも、そのまま冒険パートを続けられます。
すぐにペナルティがあるわけではありません。
「ひん死X」のPCは、通常のMTGならば敗北してゲームが終わっている状態のまま冒険パートを続けます。
ライフは0のまま(マイナスにはならない)。
毒カウンターは10以上のまま。
ライブラリーは0枚のまま。
特殊敗北条件も同様です。
■ すでに敗北しているけど「さらに敗北」
1度敗北条件を満たしてライフ0のままであるPCが、さらにライフを失うと、「もう1回敗北条件を満たした」あつかいとなります。
ただし、ライフ自体はマイナスにはなりません。
敗北条件を満たしたあつかいなので、当然「ひん死X」の数字は増えます。
同じように、毒カウンターが10以上のPCが、さらに毒カウンターを得れば、もう1度敗北条件を満たしたものとしてあつかわれます。
この場合は、普通に毒カウンターも増えます。
一度に得た毒カウンターの数は関係なく「1回毒カウンターを得るたびに、1回敗北したあつかい」です。
■ 継続する特殊敗北条件は、シーン開始時に敗北回数1増加
「特殊敗北条件を満たし続けている」PCがいる場合。
まず、敗北条件を満たした時点で、そのPCは「ひん死1」となります。
そして、敗北条件を満たし続ける限り、シーン開始時のアップキープごとに「ひん死X」のXが1つずつ増えます。
ここで言う「敗北条件を満たし続けている」とは《不死のコイル》《極悪な死》などタイミングを問わない敗北条件を満たし続けている状況です。
《リッチの熟達》等の「特定のタイミング、イベント中に敗北する」という効果は、カードの表記に従ってください。
「特殊勝利条件を満たし続けている」敵(NPC)がいる場合、PC全員が「特殊敗北条件を満たし続けている」ものとしてあつかいます。
敵が勝利条件を満たした時点で、すべてのPCが「ひん死1」となります。
そsちえ、敵が特殊勝利条件を満たし続ける限り、シーン開始時のアップキープごとに、すべてのPCの「ひん死Ⅹ」のXが1つずつ増えるのです。
ここで言う「勝利条件を満たし続けている」とは、「《ダークスティールの反応炉》の上に蓄積カウンターが20個以上ある」等の状態のこと。
「特定の条件を満たせていれば、どのタイミングでも勝利となる」点がポイントです。
《迷路の終わり》《機知の戦い》等の「特定のタイミング、イベント中に条件を確認して、満たしていれば勝利する」という効果は、カードの表記に従ってください。
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↓「MTGでTRPG」基本ルール もくじ
https://leveler.diarynote.jp/201905082306171753/
↓基本ルール 2章 「MTGでTRPG」のゲームの流れ
https://leveler.diarynote.jp/201905152320029448/
↓行動判定のルール
https://leveler.diarynote.jp/201905222253464847/
↓基本ルール 4章 戦闘パートのルール
https://leveler.diarynote.jp/201905272136232350/
「MTGでTRPG」は、まだまだ、改良中のハウスルール(遊び方)です。
「MTGでTRPG」に関して、ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄に書いていただけると嬉しいです。
今回は、以上です!
----------------東方MMDネタ帳----------------------
牛崎潤美(うしざきうるみ)
「私の能力は、身近な物の重さを変える程度の能力だ」
稀神サグメさん
「(赤ん坊の石像を抱きながら)
……貴方の言う通り、
赤ん坊の石像が徐々に重くなってゆくわ
(突然、像が割れて軽くなる)
そして、これが
口に出すと事態を逆転させる程度の能力よ」
冒険パートでは、1人のプレインズウォーカーとして、仲間と共にストーリーを進めてゆきます。
本格的な戦闘(MTG対戦)こそありませんが、危険な罠やクリーチャー、頭を使う謎や計略などが立ちはだかります!
手札のカードや、後述の「行動判定」を駆使して、GMが繰り出すシナリオを乗り越えていきましょう!!
◆●第3章-1節 1シーン=1ターン●◆
冒険パートは、複数のシーンに分かれています。
「1シーン=1ターン」です。
ターンの扱いについては通常のMTGと同じ。
例えば、1シーンの間に、土地は1枚しか出せません。
シーンが始まる度に、開始フェイズの処理(アンタップ、アップキープ、ドロー)を行い、シーンが終了する度に、最終フェイズの処理を行います。
なお、どのタイミングで次のシーンに移るかは、GMが決めます。
「この部屋を出たらシーンを区切る」「特定の行動(非公開)を取ったら、何かイベントが起きてシーンが代わる」等ですね。
また、注意点として、冒険パートには「相手のターン」に当たる時間が存在しません。
1つのシーンの最終フェイズの処理が終わると、すぐに、次のシーンの開始フェイズが行われます。
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◆●第3章- 2節 基本は自ターンのメインフェイズ●◆
冒険パートは、基本的に、自分のターンのメインフェイズあつかいです。
自分のターンのメインフェイズに出来ることは、すべて出来ます。
例えば、1シーンに1枚土地を出す、呪文を唱える等ですね。
ただし、例外として、「クリーチャーで攻撃やブロックをする」時だけは、戦闘フェイズあつかいです。
各PCが1シーン中に1回だけ、好きなタイミングで攻撃が可能です。
その攻撃の最中は、自分のターンの戦闘フェイズあつかいです。
逆に、NPCやクリーチャーから攻撃された際も、ブロックするしないにかかわらず戦闘フェイズあつかいです。
クリーチャーへのダメージはシーン終了までリセットされないことに、気を付けてください。
1シーン中に、別々のタイミングで攻撃してきた敵を同じクリーチャーでブロックした場合、ダメージは蓄積します。
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◆●第3章- 3節 PCが可能な行動●◆
冒険パート中、PCは、以下の行動が可能です。
■1■MTG行動
呪文を唱える等、通常のMTG対戦でも行える行動です。
冒険パートでは基本的に「自分のターンのメインフェイズ」で可能な行動は、すべて行えます。
ただし、攻撃やブロックをしている最中は、戦闘フェイズに行える行動しかとれません。
また、通常のMTGとは違い、クリーチャーあつかいであるNPCに対して、攻撃することもできます。
もちろん、NPCやクリーチャーが攻撃してくれば、ブロックもできます。
注意点として、GMの許可がない限りは、クリーチャーを「MTG行動」以外の方法で使うことは出来ません。
クリーチャーを単体で偵察に行かせるなどは、出来そうですが、ルールの複雑化を避けるため、許可がない限り不可能とします。
逆に、「巨大なドラゴンを連れて街に入るのはおかしい」等のゲームとフレーバーの矛盾も、GMがシナリオギミックとして組み込まない限り「魔法で何とかした」で済ませてください。
■2■行動判定
行動判定とは、PCの行動が成功するか失敗するかを決めるための手順です。
PCが「成功するか、失敗するか分からない行動」を宣言した場合、GMは、そのPCに行動判定をするよう求めます。
例えば「敵から追いかけられて、逃げ切れるかどうか」などです。
行動判定には、5つの種類があります。
●白判定
傷の手当、仲間をかばう、集団の統率、誘惑をはねのける等
●青判定
知識を思い出す、調べる、道具を作る・使う等
●黒判定
意志を強く持つ、何かを隠す、盗賊関係の行動等
●赤判定
物を物理的に壊す、とっさの閃き、ヒトを感動させる
●緑判定
身体を使う行動全般、語感を使う観察など
「PCのデッキに入っている色」によって、どの判定が得意で、どの判定が不得意かが決まります。
とは言え、運の要素もあるので、不得意な判定でも「絶対に失敗する」とは限りません。
基本は、ライブラリーの上から1番目と2番目のカードを公開して、「点数で見たマナコスト」を比較すること。
ただし、1番目のカードのマナコストにはGMが決めた「難易度」が、2番目のマナコストには「色の修正(判定名の色なら+5、判定名の色の友好色+3、対抗色+0)」がつきます。
↓行動判定の詳しいルール。
https://leveler.diarynote.jp/201905222253464847/
■3■その他の行動
GMが「行動判定するまでもなく成功する」と判断した行動です。
例えば、喋ったり平地を歩いたりは「その他の行動」としてあつかわれることが多いでしょう。
なお、GMが「行動判定するまでもなく、絶対失敗する」と判断した行動は、自動で失敗となります。
大抵の種族のPCは、「魔法を使わずに100mジャンプする」などはできないでしょう。
■4■「休息」
カギカッコつきの「休息」とは、ゲーム内時間で6時間以上の睡眠ないしそれに近い行動を行うことを指します。
簡単に言えば「サイドボードを使ってから、MTGの1ターン目の状態に戻す」ということ。
「休息」では↓の手順を行います。
●1.すべてをライブラリーに
自分がオーナーであるカードとパーマネントすべてを、自分のライブラリーに戻します。
●2.サイドボードを使用
サイドボードがあるなら、メインボードと入れ替えることができます。
●3.ライフ等を初期値に
ライフを初期の値に戻します。
毒やエネルギーカウンター、紋章、「ひん死」状態、「次のターン、フェイズや次のゲームに影響する効果」なども、すべて消します。
●4.シャッフルして1ターン目の状態に
ライブラリーをシャッフルし、手札を7枚引きなおします。
なお、基本的に、「休息」中には、いかなる行動も行えません。
●1~●4の手順の間は、いかなる者も優先権を得られません。
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◆●第3章- 4節 冒険パート終了時には「リセット」●◆
冒険パートの終了時には、「リセット」が行われます。
一言で言うと、「自分がオーナーのカードを、すべてライブラリーに戻してシャッフル。その後、「リセット」前と同じ枚数の手札を引き直す。」ということ。
「リセット」の詳しいルールは、↓「第2章 ゲームのながれ」2節
https://leveler.diarynote.jp/201905152320029448/
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◆●第3章- 5節 敗北条件を満たした場合●◆
冒険パート中に、敗北条件を満たしたPCは、「ひん死1」の状態になります。
「ひん死X」のPCは、次の戦闘パートの最初のターンからXターン目終了時まで、行動ができなくなります。
フレーバー的に言うと、「戦闘に支障が出るほどの大けがを負った」というイメージです。
GMは、シナリオ上必要なら、敗北時にこれ以外の処理をしてもかまいません。
具体的には、以下のようなルール。
■ 1回敗北=「ひん死1」
冒険パートで敗北条件を満たしたPCは「ひん死1」となります。
「ひん死1」状態のPCは、次の戦闘パートで、1ターン目終了時まで行動不可です。
ここで言う「行動不可」とは「呪文が唱えられず、能力を起動できず、土地を出せない」ということです。
「ひん死1」のPCは、1ターン目が終了するまでは、相手の手番にインスタントタイミングの行動を行うこともできません。
■ 「ひん死X」のXは3まで増える
「ひん死1」の状態で、さらに敗北条件を満たしたPCは「ひん死2」となります。
同じように、「ひん死2」の際に敗北条件を満たすと「ひん死3」となります。
ただし、「ひん死3」で敗北条件を満たしたPCも、「ひん死4」以上にはなりません。
つまり、「ひん死X」の、Xは、最大3まで増えます。
「ひん死X」の状態であるPCは、「Xターン目終了時まで行動不可」となります。
「ひん死2」ならば「次の戦闘シーンで2ターン目終了時まで行動不可」。
「ひん死3」ならば、「次の戦闘シーンで3ターン目終了時まで行動不可」です。
「ひん死X」は、ライフが1点以上になる等の方法で敗北条件が満たされなくなっても消えません。
「ひん死X」は、戦闘パートを1回終えると消えます。
「休息」を行った場合も、「ひん死X」状態は消えます。
■ 「ひん死X」でも冒険パート中の行動に影響なし
「ひん死X」となったPCも、そのまま冒険パートを続けられます。
すぐにペナルティがあるわけではありません。
「ひん死X」のPCは、通常のMTGならば敗北してゲームが終わっている状態のまま冒険パートを続けます。
ライフは0のまま(マイナスにはならない)。
毒カウンターは10以上のまま。
ライブラリーは0枚のまま。
特殊敗北条件も同様です。
■ すでに敗北しているけど「さらに敗北」
1度敗北条件を満たしてライフ0のままであるPCが、さらにライフを失うと、「もう1回敗北条件を満たした」あつかいとなります。
ただし、ライフ自体はマイナスにはなりません。
敗北条件を満たしたあつかいなので、当然「ひん死X」の数字は増えます。
同じように、毒カウンターが10以上のPCが、さらに毒カウンターを得れば、もう1度敗北条件を満たしたものとしてあつかわれます。
この場合は、普通に毒カウンターも増えます。
一度に得た毒カウンターの数は関係なく「1回毒カウンターを得るたびに、1回敗北したあつかい」です。
■ 継続する特殊敗北条件は、シーン開始時に敗北回数1増加
「特殊敗北条件を満たし続けている」PCがいる場合。
まず、敗北条件を満たした時点で、そのPCは「ひん死1」となります。
そして、敗北条件を満たし続ける限り、シーン開始時のアップキープごとに「ひん死X」のXが1つずつ増えます。
ここで言う「敗北条件を満たし続けている」とは《不死のコイル》《極悪な死》などタイミングを問わない敗北条件を満たし続けている状況です。
《リッチの熟達》等の「特定のタイミング、イベント中に敗北する」という効果は、カードの表記に従ってください。
「特殊勝利条件を満たし続けている」敵(NPC)がいる場合、PC全員が「特殊敗北条件を満たし続けている」ものとしてあつかいます。
敵が勝利条件を満たした時点で、すべてのPCが「ひん死1」となります。
そsちえ、敵が特殊勝利条件を満たし続ける限り、シーン開始時のアップキープごとに、すべてのPCの「ひん死Ⅹ」のXが1つずつ増えるのです。
ここで言う「勝利条件を満たし続けている」とは、「《ダークスティールの反応炉》の上に蓄積カウンターが20個以上ある」等の状態のこと。
「特定の条件を満たせていれば、どのタイミングでも勝利となる」点がポイントです。
《迷路の終わり》《機知の戦い》等の「特定のタイミング、イベント中に条件を確認して、満たしていれば勝利する」という効果は、カードの表記に従ってください。
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↓「MTGでTRPG」基本ルール もくじ
https://leveler.diarynote.jp/201905082306171753/
↓基本ルール 2章 「MTGでTRPG」のゲームの流れ
https://leveler.diarynote.jp/201905152320029448/
↓行動判定のルール
https://leveler.diarynote.jp/201905222253464847/
↓基本ルール 4章 戦闘パートのルール
https://leveler.diarynote.jp/201905272136232350/
「MTGでTRPG」は、まだまだ、改良中のハウスルール(遊び方)です。
「MTGでTRPG」に関して、ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄に書いていただけると嬉しいです。
今回は、以上です!
----------------東方MMDネタ帳----------------------
牛崎潤美(うしざきうるみ)
「私の能力は、身近な物の重さを変える程度の能力だ」
稀神サグメさん
「(赤ん坊の石像を抱きながら)
……貴方の言う通り、
赤ん坊の石像が徐々に重くなってゆくわ
(突然、像が割れて軽くなる)
そして、これが
口に出すと事態を逆転させる程度の能力よ」
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