「MTGでTRPG」のルール。2015年11月版(2015.11.16~)
 作成中の特殊フォーマット「MTGでTRPG」のルールを、1つのページにまとめておきます。
  
 ちなみに、TRPGとは? ↓
 http://bcbweb.bai.ne.jp/~anfc2301/trpg/trpgtohananika.html
 ↓もう1段改良したバージョンのルールがこちら
http://leveler.diarynote.jp/201610242144517727/

ルールのコンセプトは以下の3点。
1.シンプルに。
2.できるだけ、MTGをしている感覚でできる。
3.どのフォーマットのデッキでもできる。

-----------------------ここからルール文章-----------------------
 「MTGでTRPG」とは、MTGのルールにTRPG要素を足した特殊フォーマット。

 通常のMTGにキャラクターやストーリーを付け加えた、テーブルゲームのようなものです。
 用意するのは、マジックのデッキひとつ。
 自分のデッキと仲間だけを頼りに、あなたは、ゲームマスター(=GM)がくりだす冒険を乗り越えてゆくのです!

0.ルールのもくじ
1.準備~主人公となるキャラクターの作成
 キャラクター作成は、10秒でできます。
2.ゲームのながれ
 1回のシナリオの開始~終了までの流れを説明します。
3.ゲームの処理
 具体的なシーンの進め方、キャラクターが可能な行動を説明します。
4.その他のルール一覧
 ルールの詳細ページへのリンクです。

1.準備~主人公となるキャラクターの作成~
 デッキが1つあれば、プレイヤーとしてゲームを開始できます!
 1つのデッキ=1人の主人公キャラです。

 最低限、決める必要があるのは、キャラクター名くらい。
 キャラクターシートは、必要ありません。
 能力値などを決める必要も、ありません。

 もちろん、キャラクターを作りこみたいなら、キャラの設定や経歴を細かく決めることも出来ます。
 「異世界を飛び回る魔法使い」という大枠の中で、キャラの設定は自由に決めて下さい。
 オリジナルの世界から来た、種族がドラゴンの魔法使いでもOK!

 なお、キャラ設定によってゲーム中に有利・不利がつくことは、基本的にありません。
 (GMが、シナリオにキャラ設定を関係させていた場合は、例外。)
 

2.ゲームのながれ
 基本は、MTGのターンの進行に応じ、自分のキャラの行動を宣言してストーリーを進めていきます。

①.スタンバイ
 通常のMTGと同じ手順で、戦闘前メインフェイズの開始時まで進めます。
 (つまり、デッキをシャッフルしてライブラリーとして、手札を7枚引いて、アンタップ、アップキープ)

②.ゲーム開始
 ストーリーの進行役・GMが、あなたのキャラが置かれた初期状況を説明してくれます。
 例えば「ゴブリン退治を依頼された」「道を歩いていると、女性が倒れていた。」等です。

③.イベント(=通常シーン)
 GMが説明した状況に対して、あなたのキャラはどう行動しますか?
 呪文を使う? 魔法以外の行動をとる?

 あなたのキャラが行動をとると、GMが、その結果を説明してくれます。
 (例えば、「倒れている女性に声をかけると、目を覚ました」など。)
 変化した状況に対して、あなたのキャラはさらに行動します。
 これを、ボスにたどり着くまで繰り返します。

④.ボス戦(=戦闘シーン)
 ボスにたどり着いたら、戦闘です。
 戦闘シーン中は、普通のMTGの試合と同じターン進行となります。
 戦闘開始時のライフが、試合の初期ライフになります。
 (手札や追放されたカードも、試合の初期状態に影響します。)
 ボスキャラに勝利すれば、シナリオはハッピーエンド。成功です!
 なお、ボスキャラも、主人公のキャラと同じように「1つのデッキ=1人のボスキャラ」です。
 ただし、ボスが大群デッキであるなど、例外も存在します。

 ↓戦闘について詳しくは
http://leveler.diarynote.jp/201505122318355176/
 ↓戦闘で負けた。キャラのライフやライブラリーがなくなった場合のルール。
http://leveler.diarynote.jp/201505112317126965/


3.ゲームの処理
  「MTGでTRPG」では、基本的にMTGのルールに準じます。
 しかし、以下のように「MTGでTRPG」の追加ルールも存在します。
 ルールが分からない時は、シナリオを取り仕切るGMに質問し、GMの判断に従いましょう。

◆1シーン(1場面)=1ターン
 ここで言うシーン(=場面)とは、シナリオの一定範囲をGMが区切った単位。
 シーンを区切るタイミングは、大抵、「1区切りの行動が終了する」「場所を移動する」「新しいキャラが登場する」ときです。
(しかし、GMの都合で「場所を移動してもシーンを区切らない」とか「行動の途中でシーンを区切る」等をしてもOK。)
 大抵のシナリオは、たくさんの通常シーンと1回の戦闘シーン(=ボス戦)からなります。

 通常シーンでは、「1つのシーン=1つのターン」として、時間の流れを進めます。
 シーンの開始時に、開始フェイズの処理を行います。
 1つのシーンが終わったとき、最終フェイズの処理を行います。
 (↓開始フェイズ、最終フェイズのルールはMTGwikiを見て下さい。)
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA

 通常シーンには、「相手のターン」にあたる時間は存在しません。
 そのため、最終フェイズを行った後、すぐに、次のシーンの開始フェイズを行うことになります。
 開始フェイズ・最終フェイズには、1秒の時間もかからないものとします。
 (例えば、逃げる敵を追いかける中でシーンが区切られた場合、最終フェイズの間に敵との距離が変化することはありません。)

 「ターン終了まで続く」効果は、シーン終了まで続きます。
 ただし、↓「通常シーンで、追加ターンを得る」の効果は、やや特殊な処理をします。
http://leveler.diarynote.jp/201509212305171722/ 


◆プレイヤーの行動
 通常シーン中は、以下のように様々な行動をとることが出来ます。

①.魔法を使う(=魔法行動)
 通常シーンは、基本的にメインフェイズだと思って下さい。
 呪文、能力の起動などMTGのルール上、メインフィズに行える行動は、すべて行えます。
 土地は1ターンに1枚まで等、基本的にMTGのルールに従います。

 ソーサリータイミングの行動は、最低10秒くらいの時間がかかると考えてください(最終的にはGM次第)。
 インスタントタイミングの行動は、一瞬(1秒以下)でできます。

 主人公以外のキャラは、基本的にクリーチャーあつかい。
 クリーチャーに影響する効果の影響を受けます。
 例えば、クリーチャーを破壊する呪文で、主人公以外のキャラを倒すことが出来ます。
 一方で、プレイヤーに影響する効果は、影響しません。
 例えば、手札破壊の呪文は、基本的に主人公以外のキャラには効きません。


 ただし、ライブラリーを持つキャラ(=普通はボスキャラ)は、プレイヤーあつかい。
 だから、プレイヤーに影響する効果の影響を受けます。
 クリーチャーへの効果は受け付けません。
 例えば、手札破壊は効きますが、クリーチャー破壊は効かない、ということです。
 
 主人公以外のキャラのコントローラーが必要な場合は↓のルール 
http://leveler.diarynote.jp/201604042238278055/
 ↓アイテムカードを使う場合も、魔法行動としてあつかわれます。
http://leveler.diarynote.jp/201609201425141260/

②.クリーチャーで、攻撃、ブロック、能力起動。
 すでに出ている自分のクリーチャーに命令できます。
 出来るのは、以下の3つのみ。
「他者を攻撃」
「攻撃をブロック」
「能力の起動」

 (詳しいルールは、別のところ↓で説明します。)
http://leveler.diarynote.jp/201504072121076209/
 この3つ以外の行動を、クリーチャーにさせることはできません。

 通常シーンは、基本的にメインフェイズあつかいですが、クリーチャーへの命令は例外。
 「他者を攻撃」をした場合、その間は、戦闘フェイズとみなされます。
 MTGのルール通り、戦闘フェイズは、1ターン(=1シーン)に1回のみ。
 ただし、プレイヤーごとに別々のタイミングで戦闘フェイズを行ってもOKです。

 クリーチャーの行動にかかる時間は、ソーサリーあつかい(最低10秒かかる)です。
 当然、クリーチャーには「召喚酔い」など、通常のMTGのルールが適用されます。 

③.行動判定
 魔法と関係ない行動のうち、失敗するか成功するか分からないモノ。
 TRPG独特のルールです。
 自分のキャラがしたい行動をGMに宣言し、ルールに従って成否を判定します。
 ルールを簡単に言うと、「ライブラリーの一番上のカードを2枚公開して、点数で見たマナコストを比べる」。
 ただし、行動の得意、不得意は、デッキの色の割合によって左右されます。

↓行動判定の詳しいルールは、別のページでで説明します。
http://leveler.diarynote.jp/201508102211115527/

④.その他の行動
 魔法と関係ない行動のうち、ほぼ失敗しないモノ。
 会話する、歩く、等ですね。
 ただし、「判定が必要かどうか」は、GMが判断します。

⑤.6時間以上の休憩
 6時間以上休憩した場合、↓の手順を行います。
1.自分がオーナーであるカードすべて(手札、墓地、追放領域、消耗領域のカード。および、パーマネント。)を自分のライブラリーに戻す。
2.サイドボードがあるなら、メインボードと入れ替えてもよい。
3.ライフを初期値に戻す。
4.ライブラリーをシャッフルして、手札を7枚引きなおす。
 要するに、「サイドボードを使った後、MTG対戦の1ターン目の状態に戻す。」ということです。

 なお、「6時間以上の休憩」中は、眠るか、それに近い状態にしている必要があります。
 休憩中は、基本的に、いかなる行動も行えません。

⑥.瞑想(2/16追加)
  瞑想を行うと、自分のライブラリーをシャッフルできます。
 瞑想は、あらかじめGMが決めたシーンでのみ、行えます。
  シーンの開始時に、GMが「そのシーンで瞑想が可能である」とプレイヤーに伝えます。
 各キャラは、1ターンに1回のみ、瞑想を行えます。
 瞑想には、1ソーサリー時間がかかるものとします。
 瞑想中は、基本的に、いかなる行動も行えません。

4.その他のルールなど
基本ルール以外にも、下記のように様々なルールが設定されています。
シナリオ中に引きながら見るとよいでしょう。

ゲームのルール
◆主人公キャラ作りのヒント
http://leveler.diarynote.jp/201504212310232083/
◆主人公以外のキャラ(NPC)のルール
http://leveler.diarynote.jp/201510202209487975/
◆ルール用語集
http://leveler.diarynote.jp/201504132224063625/

戦闘のルール
◆戦闘ルール詳細
http://leveler.diarynote.jp/201505122318355176/
◆キャラのひん死、狂乱、死亡のルール
http://leveler.diarynote.jp/201505112317126965/

シーンのルール
◆通常シーンでの「追加ターンを得る。」のルール。
http://leveler.diarynote.jp/201509212305171722/ 
◆クリーチャーの使い方のルール
http://leveler.diarynote.jp/201504072121076209/
◆行動判定のルール
http://leveler.diarynote.jp/201508102211115527/
◆主人公以外のキャラのコントローラーが必要な場合のルール 
http://leveler.diarynote.jp/201604042238278055/
◆アイテムカードのルール
http://leveler.diarynote.jp/201609201425141260/
◆スペル・イベントのルール
http://leveler.diarynote.jp/201610032011216952/
◆選択ルール 打消し呪文で行動判定を打ち消す!
http://leveler.diarynote.jp/201608022134491695/
-----------------------ここまでルール文章-----------------------

 「MTGでTRPG」は、まだまだ、作成途中のフォーマットです。
 「MTGでTRPG」に関して、ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄でご指摘いただけると嬉しいです。
 

 今回は以上です。
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稀神サグメさん「問題は、《Wheel of Fortune》と《輪の大魔術師》を、どうやって逆転させるか、ね。」

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