「MTGでTRPG」の基本ルール。2016年10月版(2016.10.24~)
  
↓もう1段改良したバージョンのルールがこちら(基本ルール2017.5.~)
http://leveler.diarynote.jp/201705012237535000/

ルールのコンセプトは以下の3点。
1.シンプルに。
2.できるだけ、MTGをしている感覚でできる。
3.どのフォーマットのデッキでもできる。

-----------------------ここからルール文章-----------------------
◆前文 「MTGでTRPG」とは?
 「MTGでTRPG」とは、MTGのルールにTRPG要素を足した特殊フォーマット。
↓TRPGとは?
http://dic.nicovideo.jp/a/trpg

 通常のMTGにキャラクターやストーリーを付け加えた、テーブルゲームのようなものです。
 用意するのは、マジックのデッキひとつ。
 自分のデッキと仲間だけを頼りに、あなたは、ゲームマスター(=GM=進行役)がくりだす冒険を乗り越えてゆくのです!
---------------前文ここまで---------------


◆第0章 ルールのもくじ
第1章 準備~主人公となるキャラクターの作成
 キャラクター作成は、10秒でできます。
第2章 ゲームのながれ
 1回のシナリオの開始~終了までの流れを説明します。
第3章 ゲームの処理
 具体的なゲームの進め方、キャラクターが可能な行動を説明します。
第4章 その他のルール一覧
 ルールの詳細ページへのリンクです。
---------------第0章ここまで---------------


◆第1章 準備~主人公となるキャラクターの作成~
 デッキが1つあれば、プレイヤーとしてゲームを開始できます!
 1つのデッキ=1人のプレイヤーキャラクター(=PC=主人公のキャラ)です。

 最低限、決める必要があるのは、PCの名前くらい。
 キャラクターシートは、必要ありません。
 能力値などを決める必要も、ありません。

 もちろん、キャラクターを作りこみたいなら、PCの設定や経歴を細かく決めることも出来ます。
 「異世界を飛び回る魔法使い」という大枠の中で、PCの設定は自由に決めて下さい。
 オリジナルの世界から来た、種族がドラゴンの魔法使いでもOK!

 なお、キャラ設定によってゲーム中に有利・不利がつくことは、基本的にありません。
 (GMが、シナリオにキャラ設定を関係させていた場合は、例外。)
---------------第1章ここまで---------------


◆第2章 ゲームのながれ
 大雑把に言うと、シナリオの目的を達成するために冒険して、最後にボスと戦う(=MTG対戦)というのが基本です。

①スタンバイ
 通常のMTGと同じ手順で、戦闘前メインフェイズの開始時まで進めます。
 (つまり、デッキをシャッフルしてライブラリーとして、手札を7枚引いて、アンタップ、アップキープ)

②ゲーム開始
 ストーリーの進行役GMが、あなたのPCが置かれた初期状況を説明してくれます。
 例えば「ゴブリン退治を依頼された」「道を歩いていると、女性が倒れていた。」等です。

③ストーリーの進行(=冒険パート通常シーン
 GMが説明した状況に対して、あなたのPCはどう行動しますか?
 呪文を使う? 話しかける? 情報を集める?

 あなたのPCが行動をとると、GMが、その結果を説明してくれます。
 (例えば、「倒れている女性に声をかけると、目を覚ました」など。)
 変化した状況に対して、あなたのPCはさらに行動します。
 これを、ボス(=シナリオで倒すべき敵)にたどり着くまで繰り返します。
 シナリオによっては、ボス戦とは別の、小規模な戦闘パート戦闘シーンが入ることもあります。
 また、冒険パートが複数に分かれている場合もあります。

④ボス戦(=戦闘パート戦闘シーン
 ボスにたどり着いたら、戦闘です。
 戦闘は、普通のMTGの試合です。
 通常シーン冒険パートでライフが減っていた場合、回復はしません。
 減ったライフが、試合の初期ライフになります。
 手札枚数が減った場合も、回復はしません。
  (ただし、ボス戦の初期手札は、最低でも5枚です。4枚以下にはなりません。)


↓戦闘について詳しくは
http://leveler.diarynote.jp/201610252151027865/

 ボスキャラに勝利すれば、シナリオはハッピーエンド。
 成功です!
 なお、ボスキャラも、PCと同じように「1つのデッキ=1人のボスキャラ」です。
 ただし、ボスが大群デッキであるなど、例外も存在します。

(2016/12/20ルール変更 戦闘シーン→戦闘パート 通常シーン→冒険パート)
---------------第2章ここまで---------------


◆第3章 ゲームの処理
  「MTGでTRPG」では、基本的にMTGのルールに準じます。
 しかし、以下のように「MTGでTRPG」の追加ルールも存在します。
 ルールが分からない時は、シナリオを取り仕切るGMに質問し、GMの判断に従いましょう。

●第3-1節 1シーン通常シーン=1ターン
 ここで言うシーン(=場面)とは、冒険パートシナリオの一定範囲をGMが区切った、時間の単位。
 シーンを区切るタイミングは、大抵、「1区切りの行動が終了する」「場所を移動する」「新しいキャラが登場する」ときです。
 しかし、GMの都合で「場所を移動してもシーンを区切らない」とか「行動の途中でシーンを区切る」等をしてもOK。
 大抵のシナリオは、複数のシーンからなる「冒険パート」たくさんの通常シーンと1回の戦闘パート戦闘シーン(=ボス戦)からなります。
 (場合によっては、冒険パートや戦闘パート戦闘シーンがたくさんあるシナリオも存在します。)

 冒険パート通常シーンでは、「1つのシーン=1ターン」として、時間の流れを進めます。
 シーンの開始時に、開始フェイズの処理を行います。
 シーンの終了時に、最終フェイズの処理を行います。
 (↓開始フェイズ、最終フェイズのルールはMTGwikiを見て下さい。)
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA
http://mtgwiki.com/wiki/%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%BA

 冒険パート通常シーンには、「相手のターン」にあたる時間は存在しません。
 そのため、最終フェイズを行った後、すぐに、次のシーンの開始フェイズを行うことになります。
 開始フェイズ・最終フェイズには、1秒の時間もかからないものとします。
 (例えば、逃げる敵を追いかける中でシーンが区切られた場合、最終フェイズの間に敵との距離関係が変化することはありません。)

 「ターン終了まで続く」効果は、シーン終了まで続きます。
 ただし、↓「冒険パートで、追加ターンを得る」場合は、やや特殊な処理をします。
http://leveler.diarynote.jp/201509212305171722/ 


●第3-2節 パート終了時には「リセット」
 冒険パートと戦闘パートの終了ごとに、「リセット」を行います。
 例えば、「冒険パートが終わってボス戦に入る前」あるいは「ボス戦が終わった後」に、「リセット」が行われます。

 「MTGでTRPG」におけるカギカッコつきの「リセット」とは、
「自分がオーナーのカードを、すべてライブラリーに戻してシャッフル。「リセット」前と同じ枚数の手札を引き直す。」
ということ。
 「リセット」の手順は以下の通り。
1.パーマネントとカードを、オーナーのライブラリーに戻す。
 すべてのカードおよびパーマネントを、オーナーのライブラリーに戻す。
 呪文としてスタックに乗っている、待機中、コントロールを奪われている等の場合も、戻す。
 とにかく、自分がオーナーのカードは全部戻す。
2.サイド・ボードを使用。
 ライブラリーのカードと、サイド・ボードのカードを入れかえてもよい。
3.ライブラリーをシャッフルする。
4.1でライブラリーに戻した元の手札と同じ枚数、手札を引く。
 ただし、戻したカードが4枚以下の場合、代わりに5枚引く。
 8枚以上の場合、代わりに7枚引く。

 マリガンなどは、通常のルール通り。
5.紋章やエネルギーカウンター等を取り除く。
 その他「PC側に有利になるモノ」があった場合は、それを取り除く。
 (「対戦相手の次のターンを操る」「次のゲーム開始時に手札3点ダメージを与える」等の効果も、リセットされる。)
 ダメージや毒カウンターなど「PCに不利になるモノ」は、そのまま。
 (一部に「PCに不利になる紋章」もあるが、それはリセットされる。)
 
 なお、「リセット」中に、優先権を得るタイミングはありません。
 1~5の間に、呪文を唱える能力を起動する等はできません。
(2017/1/23 「リセット」のルール変更。追放領域のカードも戻すことに。)
(2017/2/28 「リセット」の記述場所を、3-3節の一部から1つの節に変更。)


●第3-3節 PC(プレイヤーキャラクター)の行動
 冒険パート通常シーン中は、以下のような行動をとることが出来ます。

①魔法を使う(=魔法行動)
 冒険パート通常シーンは、基本的に、自分のターンのメインフェイズあつかいです。
 呪文を唱える、土地を出すなど、メインフィズに行える行動は、すべて行えます。
 しかし、「クリーチャーで他者を攻撃」あるいは「攻撃をブロック」した場合は例外で、その間は、戦闘フェイズあつかいです。
 ブロックした場合は「相手のターンの戦闘フェイズ」、攻撃した場合は「自分のターンの戦闘フェイズ」あつかい。
 MTGのルール通り、自分のターンの戦闘フェイズは、1ターン(=1シーン)に1回のみ。
 ただし、プレイヤーごとに別々のタイミングで戦闘フェイズを行ってもOKです。
↓クリーチャーの戦闘などの詳しいルール
http://leveler.diarynote.jp/201504072121076209/

 「召喚酔い」や、「土地は1ターンに1枚まで」等、基本的にMTGのルールに従います。
 ソーサリー呪文を唱える・土地を置くなどの行動には、約10秒くらいの時間がかかると考えてください(最終的にはGM次第)。
 インスタント呪文や通常の能力の起動は、一瞬(1秒以下)でできます。

 主人公以外のキャラ(=NPC=ノンプレイヤーキャラクター)は、基本的にクリーチャーあつかい。
 クリーチャーに影響する効果の影響を受けます。
 例えば、クリーチャーを破壊する呪文で、NPCを倒すことが出来ます。
 一方で、プレイヤーに影響する効果は、影響しません。
 例えば、手札破壊の呪文は、基本的にNPCには効きません。

 ただし、ライブラリーを持つキャラ(=普通はボスキャラ)は、プレイヤーあつかい。
 そのため、ボスはプレイヤーに影響する効果の影響を受けます。
 クリーチャーへの効果は受け付けません。
 例えば、ボスキャラに手札破壊は効きますが、クリーチャー破壊は効かない、ということです。
 
↓NPCのコントローラーが必要な場合のルール 
http://leveler.diarynote.jp/201604042238278055/
↓アイテムカードを使う場合も、魔法行動としてあつかわれます。
http://leveler.diarynote.jp/201609201425141260/

②行動判定
 魔法と関係ない行動のうち、失敗するか成功するか分からないモノ。
 TRPG独特のルールです。
 PCがしたい行動をGMに宣言したとき、GMが「成功するか失敗するかわからない」と判断した場合、ルールに従って成否を判定します。
 ルールを簡単に言うと、「ライブラリーの一番上のカードを2枚公開して、点数で見たマナコストを比べる」。
 ただし、行動の得意、不得意は、デッキの色によって左右されます。

↓行動判定の詳しいルールは、別のページで説明します。
http://leveler.diarynote.jp/201610272137557531/

③その他の行動
 魔法と関係ない行動のうち、ほぼ失敗しないモノ。
 会話する、歩く、等ですね。
 ただし、「判定が必要かどうか」は、GMが判断します。

④「休息」
 カギカッコつきの「休息」とは、6時間以上の睡眠ないしそれに近い行動を行うことを指します。
 「休息」をした場合、↓の手順を行います。
1.自分がオーナーであるカードすべて(すべての領域のカード。および、パーマネント。)を自分のライブラリーに戻す。
2.サイドボードがあるなら、メインボードと入れ替えてもよい。
3.ライフを初期値に戻す。
 毒やエネルギーカウンター、紋章、「次のターンや次のゲームに影響する効果」なども、すべて消す。
4.ライブラリーをシャッフルして、手札を7枚引きなおす。
 要するに、「サイドボードを使った後、MTGの試合の1戦目1ターン目の状態に戻す。」ということです。
 なお、基本的に、「休息」中には、いかなる行動も行えません。

⑤「瞑想」
 「瞑想」を行うと、自分のライブラリーをシャッフルできます。
 「瞑想」は、あらかじめGMが許可したシーンでのみ、行えます。
 シーンの開始時に、GMが「そのシーンで瞑想が可能である」とプレイヤーに伝えます。
 各PCは、1ターンに1回のみ、瞑想を行えます。
 瞑想には、1ソーサリー時間がかかるものとします。

(2016/12/20ルール用語変更 戦闘シーン→戦闘パート 通常シーン→冒険パート)
---------------第3章ここまで---------------


◆第4章 その他のルールなど
基本ルール以外にも、下記のように様々なルールが設定されています。
シナリオ中に引きながら見るとよいでしょう。

ゲームのルール
◆PC作りのヒント
http://leveler.diarynote.jp/201504212310232083/
◆主人公以外のキャラ(NPC)のルール
http://leveler.diarynote.jp/201510202209487975/
◆ルール用語集
http://leveler.diarynote.jp/201504132224063625/

戦闘のルール
◆戦闘ルール詳細
http://leveler.diarynote.jp/201610252151027865/
◆キャラのひん死、狂乱、死亡のルール
http://leveler.diarynote.jp/201505112317126965/

シーンのルール
◆通常シーンでの「追加ターンを得る。」のルール。
http://leveler.diarynote.jp/201509212305171722/ 
◆クリーチャーの使い方のルール
http://leveler.diarynote.jp/201504072121076209/
◆行動判定のルール
http://leveler.diarynote.jp/201610272137557531/
◆主人公以外のキャラのコントローラーが必要な場合のルール 
http://leveler.diarynote.jp/201604042238278055/
◆アイテムカードのルール
http://leveler.diarynote.jp/201609201425141260/
◆スペル・イベントのルール
http://leveler.diarynote.jp/201610032011216952/
◆選択ルール 打消し呪文で行動判定を打ち消す!
http://leveler.diarynote.jp/201608022134491695/
-----------------------ここまでルール文章-----------------------

 「MTGでTRPG」は、まだまだ、作成途中のフォーマットです。
 「MTGでTRPG」に関して、ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄でご指摘いただけると嬉しいです。

 今回は、以上です!
 11月初めから、「MTGでTRPG」のテストシナリオを行います。 
 お時間がある方は、ルール完成のために、協力をしていただけると、ありがたいです!

↓TRPGとは?
http://dic.nicovideo.jp/a/trpg
↓「MTGでTRPG」基本ルール(作りかけ)
http://leveler.diarynote.jp/201610242144517727/

★テストシナリオ概要
・形式:
 GMは、ブログの記事としてシナリオを進めます。
 プレイヤー参加者は、コメント欄に、自分のキャラの行動を書いて下さい。 
・期間:11月1日(火)~12月10(土)
 (延長しそうな場合、強引にシナリオを終わらせます。)
・更新:GMは、2日に1回(21時半ごろ)ストーリーを進める予定。
 更新時にキャラの意見がまとまっていない場合、多数決or最初の意見が採用されます。

★シナリオのさわり
「つまり、お願いしたいことは2つ。
 1つ目は、竹林に生えた光る竹を切って持ち帰ること。
 2つ目は、光る竹の周囲に出没する妖怪をこらしめることです」
 とある日本風の世界。
 かぐや姫と名乗る美女が、依頼をする相手は、貴公子では無い。
 異世界を渡り歩く、あなたである。

 昼でも暗い竹林で、待っているモノとは!?

※依頼人への質問、ルール上の質問等がありましたら、参加、不参加に関わらず、この記事のコメント欄に書き込んで もらってOKです。

★テストシナリオのルールについて
 基本は、↓のリンクのルール使用。
http://leveler.diarynote.jp/201610242144517727/
 ルールの補足説明として――
・1回の更新=1シーン。

 つまり、GMの更新があるたびに、次のターンに進みます。
 初回以外は「アンタップ、アップキープ、ドロー」をして下さい。
・ボス戦前にリセット。
 リセットの内容は「パーマネントと、手札、墓地にあるカードをライブラリーに戻す。ライブラリーをシャッフルした後、戻した手札と同じ枚数のカードを引く。」です。
 ライフと追放領域のカードはそのままです。
・難易度4の判定アリ。
 ルール上、行動判定の難易度は1~3です。
 しかし、今回は、試験的に難易度4の判定をお願いすることがあります。
・文章中の判定。
 文章中の()の中に書かれた判定は、時間消費なしで行えます。

 「MTGでTRPG」は、まだまだ、作成途中のフォーマットです。
 「MTGでTRPG」に関して、ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄でご指摘いただけると嬉しいです。

 今回は、以上です!
 

----------------東方MMDネタ帳------------------------
稀神サグメさん「……東方ニコ童祭りまで、後25日」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29811935

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